【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第4章 皆との1週間
『我に直接話を聞きたいようです。何故姫香をトリップさせたのか』
………何故トリップさせたのか、か……。
僕は別に、なんとも思わないけど……。
『………いえ。記憶を思い出してしまった以上、きちんとお話しします』
『姫香、彼等に頭の中で我に語り掛けるようお願いします。我が姫香以外と話せる間は、ネックレスが光ってる間。あまり長く持ちません』
わ、わかった。
貴「4人とも、口に出さなくていいからミューズに語り掛けて」
寿「どゆこと?」
貴「このネックレスが光ってる間は、僕以外とも話せるみたいだから。口に出しても良いようだけど、周りには変に聞こえるようだし」
黒「は?意味わかんねぇよ」
いや、蘭丸の言いたいことはわかるけどさ。
でもミューズは嘘言ってないと思うんだよね。
美「非科学的だね。……でも、姫香がトリップしてきてる事態で気にしても仕方ないか」
カ「そうだな」
黒「チッ。仕方ねぇ……」
どうやら皆、納得してくれたらしい。
でも、本当にできるのか?
寿「こ、こんな感じでいいのか?」
寿『えーっと………、ミューズ、さん……?』
『はい、聞こえてますよ』
寿「うわっ!本当に聞こえた……」
貴「うん、僕にも嶺二の心の声聞こえた」
本当にできた………。
いきなり頭の中に嶺二の声が聞こえてきたのは驚いた……。
黒『あー、あー、………って、本当に聞こえてんのかよ』
寿「ランランそれマイクテストのつもり?」
黒「げっ!マジで聞こえたのかよ!?」
貴「僕にもはっきりと」
いや~、これはすごいな。
距離空いてる状態ではできんのかな?
『できるにはできますが、それは貴方方(アナタガタ)の心の距離次第ですね』
心の距離?
それって、どれだけ強い絆で結ばれているかってこと?
『はい。まだ出会って1週間だというのに、こうして話すことができるとは思いませんでした』
美『ヒメカの話では、ヒメカ以外と話しできないはずだよ?』
うわっ!藍!?
いつの間にコンタクト繋がりやがった………。
美『レイジがやり始めた時には』
カ『おい。俺も忘れるな』
…………二人とも、順応力高いですな。
美『信じがたい話だけどね』
カ『当然だ』
…………そっすか。