【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第4章 皆との1週間
貴「ミューズは僕とテレパシーまがいのモノができるからね。僕の本心を感じれるみたいだから、ミューズがそう言ってくれて嬉しくなったんだ」
寿「う、嬉しいよヒメちゃん!!ぼくたちのこと、そんなに信用してくれるなんて!!!(ガバッ」
貴「ちょ!嶺二!!」
急に抱き着いてきた嶺二。
その嶺二の顔を覗いてみると、まだ顔が少し赤かった。
照れ隠しかな?
そう思った僕は、嶺二を抱きしめ返した。
寿「!?ヒメちゃん!!?」
貴「うるさい。しばらく、このままにさせてよ」
寿「…………うん!!」
いつもの僕ならこんなことしなかっただろうけど、今日は何かこうしたかったから。
そう言って、嶺二と抱き合って数分。
シビレを切らしたのかどうか、蘭丸が引き剝がしてきた。
ビリッ
黒「いい加減に離れろ!!」
寿「えーー!?ぼくちんまだ抱き着いてたーーい!!」
美「子供じゃないんだから。そろそろボクも我慢の限界だったんだよね」
カ「愚民がヒメカに抱き着くなど、身の程を知れ」
寿「…………ふぅ~ん(ニヤニヤ」
黒「な、なんだよ……」
3人から辛口な言葉を言われると、急に嶺二はニヤニヤし始めた。
…………もしかして、嶺二ってM?
寿「いや~。もしかしてぼくに嫉妬したのではって思ってね(ニヤニヤ」
貴「嫉妬?皆が?」
黒「なっ!//」
美「っ//」
カ「だ、黙れ!!//」
…………いやいやいや、ありえないでしょ。
嶺二に嫉妬したってことは、嶺二を羨ましいって思ったんでしょ?
ありえないから。
『…………話を遮るようで申し訳ありませんが、そろそろ続きを良いですか?』
えっ?あ、あぁ、ゴメン。
それで、2つ目は?
『2つ目は、貴女が信じてる人たちが、貴女を同じくらい信じ、大切に思うことです』
同じくらい信じて、大切に?
皆が、僕のことをそう思ってくれてるの……?
『音楽の女神ミューズに嘘はつけません』
………やっぱり僕、皆のこと大好きだ。
前の僕ならそう素直に思えなかったんだろうけど、今は素直にそう思えるよ。
『クスッ。……3つ目は、相手が我とコンタクトできるよう望むことです』
ってことは、彼らがミューズと話すことを望んでいるってこと?
何故?
別に話す必要はないはず………。