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【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?

第4章 皆との1週間


黒「何を話すかは知らねーが、俺はお前の仲間だ」

貴「蘭丸………」


あの蘭丸が、僕のことを仲間って言ってた………。

仲間なんて簡単に言わない、人を信用しない蘭丸が………。

…………ありがとう。

僕、ちゃんと蘭丸の仲間に成れてたんだね。


美「ボクがヒメカの秘密を誰かに言うなんて100%ありえない。ま、レイジなら有り得るかもだけど」

寿「ちょ、アイアイ酷い!!」

貴「………藍」

寿「ヒメちゃん無視!!?」


藍の言う言葉って、信用できるんだよね。

ロボットとか関係なく、人を信用させる力があるっていうか。

多分、このメンバーの中で藍を一番信用してるんだと思う。

信頼はまだ少し難しいけど、いつかはできるようになりたいから…。


カ「愚民なら言ってたかもしれないが、姫香はそこらの愚民とはわけが違うからな。……良いだろう、誰にも話さんと誓おう」

貴「カミュ………」


僕も随分、カミュに好かれたもんだ。

ま、嬉しいのには変わりないけどね。

だってカミュ、認めてない人に対しては冷酷だし。

蘭丸といいカミュといい、デレ期到来なのかな?


月「…………じゃあ、QUARTET NIGHTの皆は心して聞いてね」

日「間違っても否定するようなことは言うじゃねーぞ」

貴「林ちゃん、龍也さん………」


………僕は大丈夫だよ。

だって僕、こんなにも嬉しいんだもん。

始めは、こんなに仲良くなれるなんて思いもしなかったからね、嬉しく思っちゃうよ。











その後、僕は林ちゃん達に話した内容を全て話した。

若返りトリップしたこと、僕がいた世界での皆はある意味有名人だということ、音楽の女神ミューズのこと、美音夫婦のこと。

………そして、記憶のことも。


美「なるほどね。……だとしたら、おかしい」

黒「あ?何が」

美「だって昨日会った女の人、ヒメカの実の母親なんでしょ?トリップしてきたはずなのに、何故ここに母親がいるのさ」

黒「それもそうだな………」


…………だよね、やっぱそう思うよね……。

皆の様子からして、信じていてくれてはいる。

僕としてはそれだけで満足なんだけど、やっぱ気になるもんは気になる。

僕だって、ちゃんと知りたいだ。

自分の過去なら、尚更そう思うでしょ?
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