【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第4章 皆との1週間
――夜、inリビング
先程夕飯を食べ終わって、今はリビング。
いるのは僕にカルナイのメンバー+シャイニーさんに林ちゃん、龍也さんの8人。
早「ではではー、話してもらいましょっ!!!」
貴「…………昨日倒れた原因、それは、昔の記憶を“思い出した”からなんだ。まだ、“私”だったころの記憶」
寿「それって、記憶喪失だったってこと!!?」
記憶喪失だった、かぁ。
嶺二、それはちょっと違うな。
貴「正確には、“一部の記憶”なんだけどね」
美「それじゃあ、まだ思い出せてない記憶もあるってことだね?」
貴「うん………。思い出したのは、実の両親の顔と小学校卒業までの記憶」
黒「ってことは、ここ数年の記憶はないんだな」
…………これもまた、少し違う。
やっぱり、ここに来るまでの経緯も含めて、全て話す必要がある。
皆なら、こんな突拍子もない話を信じてくれるよね……?
貴「…………林ちゃんに龍也さん、それからシャイニーさん、僕話すね」
月「!………良いの?」
貴「じゃなきゃ、理解するのは難しいからね」
日「………後悔、しないか…?」
貴「それぐらいで後悔するようなら、この業界生き残れないさ」
早「さっすがはMissハルネでーーす!!!ですがー、話すにあたって一つ条件がありまーーシュ!!!」
貴「条件?」
これから僕の大事な話をするっていうのに、それに条件だって?
シャイニーさんは一体何を考えてるんだ。
早「そうでーす。これからMiss.ハルネが話すことは現実離れしてまーーす!!QUARTET NIGHTの諸君!どんなことがあろうとも、これから話される内容は決っっっして他言無用でお願いしまーーーーす!!!!」
貴「!、シャイニーさん………。僕からもお願い」
「「「「………(コクン」」」」
カルナイの皆は顔を合わせたと思うと、一つ頷いた。
承諾してくれた、ってことかな?
寿「もっちのローン!!ヒメちゃんが話すなって言うなら、誰にも話さないよ☆」
貴「嶺二………」
星が心底うざい。
でも、それをここで言うほど馬鹿ではないから後で言おう。
それに、ふざけているようで目は真剣だから大丈夫だよね、きっと。