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【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?

第3章 見知らぬ世界


貴「皆さんは、“歌い手Minori”のことを知っていますか?」

寿「Minoriちゃん?もち!」

日「最近有名なあの歌い手か」

黒「あいつの歌はロックだ」

カ「愚民ではないのだから当然だ」

美「気まぐれに活動しながらも、今も人気急上昇中の歌い手だね」

月「私、大ファンなの!!」

早「ミーも知ってまーす!」


……………ま さ か の、全員知ってるパティーン?

いや、知ってくれてるのはありがたいけど、ファンとかありえない!!

僕、月宮さんみたいな有名人にファンになってもらう資格ない!!

余計話しずらい;;


早「それがどうかしましたかーー?」


…………美音姫香、覚悟を決めろ。

ここまできたんだ、そうだろ?

ただ一言、“Minoriは僕です”と言えばいいだけだ。


黒「まさか、テメェがMinoriとか言うんじゃねえだろうな」


何この人、シャイニーさんと同類かよ。

そして殺気の様な物を出すな死ぬ。

(物理的に)死なないけど(精神的に)死ぬ。


寿「そうなの!?」


何勝手に決めてるんだよ。

まあ、事実だけど。


美「声質は似ているし、可能性は80%以上だね」


美風先輩怖い!!

ロボットってのは知ってるけど、ちょっと怖すぎる!!


カ「この愚民がか?有り得ぬ」


はい、残念ながら本当です。

まあまず、Minoriが君たちと同レベルの有名人という扱いには納得いかないけど。


貴「アハハ;;…………でも、そのまさかと言ったら……?」


シー―ン


……………やっぱ、信じてくれない、よね……。

初対面だし、仕方ないけど……さ。


月「すごいわ、ヒメちゃん!こんな近くにあのMinoriがいるなんて!!」

ガバッ

貴「つ、月宮さん!!?」


月宮さんが急に抱き着いてきた。

この前みたいにミシミシとはいってないけど、やっぱり男の人だけあって、力強い;


日「林檎、美音が苦しそうだ」

月「はっ!ごめんね、ヒメちゃん。つい」

貴「い、いえ」


月宮さんの様子から見て、信じてくれてはいるのかな?

他の人は、どうだろう……。


日「でもまさか、お前がMinoriとはな。こりゃあ、社長が黙ってねえぞ」

貴「あっ、やっぱりそうなります?」

日「ああ」


終わったな、ある意味。
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