【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第3章 見知らぬ世界
あの後、寮についてから先輩たちにも聞いて欲しいと話した。
シャイニーさんはOKを出してくれ、今、先輩たちとご対面中です。
「可愛いね!」
「ふん」
「データベースにもないね」
「愚民が」
…………皆さん誰だかわかりましたか?
僕の予想という名の嫌な予感は当たりましたね。
はい、『QUARTET NIGHT』の皆さんです。
「んじゃ、自己紹介ね!僕は寿嶺二!よろしくマッチョッチョ!!」
「チッ…………。黒崎蘭丸だ」
「美風藍。君はデータにないから興味ある」
「カミュだ。覚えておけ、愚民」
…………うわぁ。
アニメでは自分から自己紹介とか無かったからあれだけど、個性強すぎ;
………ま、突っ込みしたいとこだけど、僕も名乗らなくちゃいけないな。
貴「美音姫香です。よろしくお願いします(ペコリ」
寿「よろしくねー、ヒメちゃん!!」
貴「あ、はい」
ヒメちゃん、かぁ。
まあ、まだマシなあだ名………かな?
変なの付けられるより断然良い。
早「これからYouたちはマスターコースの先輩後輩!うまくやっていちゃってヨ!!!」
…………と言われても、この雰囲気じゃねぇ……。
寿先輩は乗り気だとしても、美風先輩はよくわからないし、黒崎先輩にカミュ先輩はやりたくなさそうだよ……;;
………てか、この雰囲気だと話しづらいんだけど;;
早「ではではーー、Miss.ハルネ!話しちゃってヨ!!!」
…………この人はタイミングというものは無いのか。
いきなりすぎだよ;;
寿「何々ー?何の話ー?」
黒「嶺二黙れ」
美「興味あるね」
カ「さっさと話せ」
…………滅茶苦茶話したくない。
いやだって、馬鹿にされそうだし。
まずメンドクなってきた。
月「ほらほら、皆静かにしてー」
日「ゆっくりでいいぞ」
貴「……はい、ありがとうございます」
月宮さんに日向さん万歳最高!
どうせならこの人たちに指導してもらいたい。
そしてどうもこの4人には話したくなくなってきた。
…………まあ、ちょっとした私語はこの辺にして。
話そう、Minoriのこと、ちゃんと全部。
貴「皆さんは、“歌い手Minori”のことを知っていますか?」