【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第3章 見知らぬ世界
僕が“うたプリ”の世界にトリップしてからもう3日が経った。
今日は、僕が退院する日だ。
そして今ここには、シャイニング早乙女に日向龍也、月宮林檎がいる。
迎えに来てくれたそうだ。
今日は“6人”とも、オフらしい。
これを聞いた時の僕は、嫌な予感しかしなかった。
いやだって、あのシャイニング早乙女だよ?
6人でそのうちの二人は日向さんに月宮さんでしょ?
で、残りの4人っていったらあの『四重奏の夜』しか思いつかないんだけど。
早「んんーー?どうかしましたかーー?Miss.ハルネー」
貴「えっ、あ、『マスターコース』で待ってる“先輩”のことを考えてました」
月「とっても素敵な人達よ♪」
日「だが、クセが強いからな。頑張れよ」
そうでしょうね。
あの人達だし。
これからできるであろう『ST☆RISH』ですら、色々思う先輩たちだし。
てか、今更だけど何でマスターコースなんだよ。
僕、まだデビューすらしてないんだけど。
貴「………はぁ…」
月「あら、ため息ついちゃって大丈夫?ヒメちゃん」
貴「あはは;;いや、これから来るであろう生活に不安しかなくて……;;」
だって、絶対嫌がるでしょあの人達。
ましてや、デビューすらしてない人に指導なんて、寿嶺二以外乗り気じゃないでしょ。
早「そういえばMiss.ハルネー!まだミー達に隠してることあるんじゃありまシェンかーー?」
貴「!」
月「えっ!?」
日「そうなのか?」
…………まじでこの人一体何。
僕、この前会ったばっかだよね?
何でそんなに個人情報洩れてんの。
…………いつかはバレると覚悟してたけど、早くない?
……まぁ、仕方ないか。
話した後かなり大変なことになるだろうけど、話さなくちゃいけない。
貴「………確かにあります。この事は、初日に皆さんが帰った後に気づいたことですが」
………折角だし、マスターコースで待っている先輩たちにも聞いてもらおう。
僕、というよりMinoriはこの世界でもそれなりに有名みたいだし、認めてもらえるきかっけにでもなるかもしれないからね。
実際は嫌な予感しかしないんだけどね……。
フラグ立てた?ソンナノシラナイヨ。