第12章 エゴイストの罰。(赤葦京治)
「ひ、あ、あぁぁっ…!」
「ココ、好きだよね」
のナカのある一点を自身で探り当てた赤葦はソコを集中的に突く。
薄暗い部室に響く水音との甘い声。
震える彼女の背中を赤葦は目を細めて見つめていた。
と付き合いたくないわけじゃない。
彼女に伝えた通り、それをしないのは自分へのペナルティだと思っているのも本当。
だが、それと同時にの心も満たさない。
「そうすれば…もっとお互いを欲しくなるよ」
「え……?んっ!やぁぁん!!あぁ…も、ダ、メ…!」
背中を仰け反らせ、秘部は赤葦をきゅうっと締め付けては絶頂を迎えた。
「ん…俺も……」
その後、数回腰を打ち付けた赤葦ものナカで果てる。
「…にも求め続けて欲しいんだ」
「はぁ…っ…赤葦、くん……?」
には赤葦の意図が読めずにいた。
何を、求め続けるのだろう。
「俺に目付けられたのが運の尽きだと思って…?」
「………?」
肩で息をするの頬を赤葦の指が撫でる。
手に入れるだけじゃ満足しない。
ひたすらに彼女を求めていたいし、彼女にもそうであって欲しい。
そう、これはエゴだ。
この関係が普通じゃないとしてもそれでいい。
全ては、君に心を奪われた日から。
「ーーーー、愛してるよ」
END.