第1章 その男、底無しにつき。(灰羽リエーフ)
「も、ダメ、、リエ…フ……んんっ!」
ベッドのスプリングが軋む。
綺麗に整っていたはずのシーツやタオルケットも最早クタクタになっていた。
「だって俺、まだ全然治まんないっすよ…?それに、」
「ああっ…!やぁ…っ」
愛しい愛しい彼女の膝裏に手を掛けて持ち上げると、その中央で光る蜜壺をリエーフはペロリと舐めた。
「あ…あぁ…っ」
本日、三度目の情事。
リエーフの愛しの彼女事は、すっかり掠れてしまった声を微かにあげる。
「それにセンパイのココだってヒクヒクして俺を呼んでるよ」
「……っ///」
グリーンの瞳で見つめられるだけで奥から蜜が溢れてくるのが自分でもわかる。
知られたくなくて必死に脚を閉じようとするも、そんな事許されるはずもなくて。
藻掻いている内にいつの間にか当てがわれていた長いリエーフの指がの中へと滑り込む。
「あっ!リエー…フ…ぁんっ!」
「すげー…トロトロっすよ、センパイ」
中指と人差し指が不規則にの中で動き出す。
一度目より二度目、二度目より三度目。
身体は限界なはずなのに感じてしまう。
彼を、リエーフを求めてしまう。
「や…リエーフ…っ、私っ…またぁ…!あっあっ!」
「イキそう?なら顔ちゃんと見せて、俺センパイのイキ顔大好き…」
チュッとリップ音を立ててキスした後そうに囁いた。
「ッッ!!んっーーー…!!」
それが合図かのように身体中が高まって一気に熱が放出される。
「可愛い…センパイ、挿れるね?」
「待っ…!今、ダメ、あっあぁーー…っ!!」
クチュリ…。
入った瞬間、音が聞こえた。
それほどまでに自分のソコは濡れているのか。
恥ずかしさと刺激が混ざり合って何も考えられなくなる。
は両手で顔を覆って隠した。
三度目とは思えないほど軽やかで一定のリズムを崩さないグラインド。
リエーフはの腕を取り、ベッドへ押さえ付けた。
「顔隠さないで、ちゃんと見たい」
の両手首を易々と片手でまとめ、空いたもう一方の手は胸の愛撫を始める。