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【R18】秘密の恋愛。

第1章 信じることのできない出会い


「大丈夫?」



突然、後ろから声をかけられたのでびっくりしてしまった。

声の主は‘霜月隼’だ。

暗闇の中光る彼の髪は、ここら一帯の闇を切り開くようにまぶしかった。

私はただ何もできずに座り込んでいた。

「ごめんね、少し急いでしまって。立てる?」

『あ…はい…』

彼の手を借り、なんとか立った私はいつの間にか体が震えていた。

「…さあ、行こうか。」

彼は歩き出す。

さっきと違うのは、歩く速さを私に合わせてくれていることと、手をつないでいるということだ。

手をつなぐのは、これで二回目。

暖かい。どこか優しさのある手。

ああ、まただ。

また助けられてしまった。

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