第1章 成人男性を飼う。
少し車を飛ばし、暫したつ見慣れた光景が目に入いってくる。
『もうすぐ家に着くけどそれまでに何か買うものない?』
カ)特にはないが…
『あー…でも服とかは買わないとねー。』
後はその他の消耗品は絶対必要になってくるしねぇ…
『まぁ…帰ってから考えるか…あっ買い物だけいってもいい?』
カ)ああ…別に俺に確認せずともこの車は…ええっと…
『ん?…ああ名乗ってなかったっけ?私は朝霞台。アイ朝霞台だよ。』
カ)ああ…朝霞台さん…
『えっとねえ……何でって言われると難しい…なぁ…』
んー…んー…と私が唸っているとカラ松から声をかけられる。
カ)なぜ…俺を拾おうと思った?…朝霞台さんと俺は会ったこともないだろう…?
『…逆にさ、』
カ)ふぇ…?
『逆に、こんな感じに出会う方が珍しくない?…まぁ何にせよ…あんな今にも消えそうなカラ松を私は方って置けないから。』
そういうとまたカラ松は泣きそうになりながらうつむいた。
…たっく涙腺緩すぎやしないか…