• テキストサイズ

If he is……【声優さんのもしもシリーズ】

第2章 If 木村良平 is ヤンデレ……


いつしか、私が立てた仮定は、私の中で確信へと変わっていた。

『良平くん………もしかして………』

私はもう、言葉を失った。
だって………こんなことってある?

「分かったみたいだね?」

『のぶくんとのこと、だよね?』

私の言葉に良平くんの表情が陰った。

「…………いつから…………」

良平くんがぼそっと言った言葉を最後まで聞き取れなかった。いつから、ってなに?もう、本当に訳わかんない。分かりたくもない。

私はただ、良平くんに────





【木村良平side】

いつから?
いつからのぶとスズは仲良くなった?
なんで、俺に隠れて会うようになった?
なんで、教えてくれない?

俺はいつの間にか、負の感情に呑まれていた。気づいた時にはもう遅く………。

「そっか………。俺だけを見るようにすれば、スズは俺だけのものに………」

ダメだと分かっていながらも止められなかった。いや、実際、本当にダメだと思っていたのだろうか。だって、事実、俺はスズを俺だけのものにしたいと思っていたのだから。だとしたら、好都合。


他の男なんかと話すな。
他の男なんかと会うな。
他の男なんか見るな。


スズは俺だけを見ていればいい。
俺以外、必要ない。



だったら…………









いっそ、閉じ込めてしまえばいいんじゃん?
/ 11ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp