第4章 日常
「…やぁ、リヴァイ
先ほど部屋に寄るつもりだったんだが
たまたまと会ったからね
お茶に付き合ってもらっていたよ」
「………そうか
部屋の明かりがついたから帰ってきたんだと思ってな
時間外労働の特別給付金は出ないのかと訴えにきたとこだ」
「ハハッ!リヴァイ、長い間留守にして悪かった
特別給付金は紅茶でチャラだ」
そう言って茶葉の入った袋を指差す
「チッ…飲んだのバレてるか
…まあ、そういうことにしといてやる
邪魔したな」
そう言って足早に部屋を出て行ってしまった
「あ…団長!リヴァイ兵長きっと大事な話があって来たんだと思います!
色々報告することもあるでしょうし…!
私がいたからできなかったのかも!
もう時間も遅いし
私はこれで失礼します」
エルヴィンはにこっと笑うと
そうか
と言った
「紅茶、ありがとうございます
リヴァイ兵長、呼んできますね」
「…ああ、また誘うよ
遅くまで付き合わせて悪かったね
ゆっくりお休み」
「はい、おやすみなさい」
「続きは…また今度だな」
意地悪くにこっと笑う
「…お、おやすみなさい!」
は恥ずかしさのあまり
勢いで部屋から飛び出してしまった
扉を閉じて
は固まる
そこにはリヴァイの姿があった