第4章 日常
「ん?……か?」
誰かに声をかけられた
暗闇の中、月明かりに照らされたその人は
エルヴィンだった
「あ、団長!今お帰りですか?
お疲れ様です!」
エルヴィンは今しがたが出てきた部屋を確認するようにチラッと見てから
「ああ…ただいま」
と言った
「ゆっくり休んでください」
「そうだな…ありがとう
、もう寝てしまうか?」
「いえ、私はまだ…」
「そうか、よければ少し話でもどうだ?
温かいお茶でもだそう」
(う…団長の高い紅茶頂いたとは言えない…)
「あ、はい…私でよければお付き合いします」
(エルヴィン団長とちゃんとお話するのは初めてかも
ちょっと緊張…)
二人はエルヴィンの部屋へとむかう