第4章 日常
(やっぱり私がリヴァイさんのこと好きなのって…
ばれてるのかな
そんなに顔にでやすいかなぁ…?
…?
ていうか私…リヴァイさんが好きなの?
え…そうなの…かな?
…リヴァイさんは、私のことどう思ってるんだろう?
いつも色々気にかけたり心配してくれたり
優しい時はものすごく優しいけど…
…それって単に私のお父さんとお母さんの娘だから…なのかな?
知り合いの娘だから色々気にかけてあげてるって感じなのかな
…………だったらなんか、悲しいなぁ…)
はそんなことを考えながら
紅茶をすすった
「……ん、悪くねぇな」
「うん…おいしい!
やっぱり高い紅茶は違いますね!」
「…………………」
「…………………」
(うぅ…沈黙…
もうやだ私…
意識するなバカバカ‼)
「、今日はもう寝ろ」
「え?
でも…まだ作業が中途半端ですし…」
「後は俺がキリのいいとこまでやっておく
お前はもう寝ろ…
助かった」
(もう少し…一緒にいたかったな…)
「わかりました…
あの、リヴァイさんもしっかり休んでくださいね」
「ああ」
はカップに残った紅茶を全て飲みきると
「…じゃあ、私は部屋に戻ります
何かあったらいつでも声かけてください
なんでもお手伝いしますから」
そう言って後片付けを始めた
「ああ…ありがとな」
「では…おやすみなさい
リヴァイさん」
はリヴァイの部屋を出る
暖かな部屋から
しーんと静まり返った真っ暗な廊下へ出ると
一気に寂しさに覆われる気がした
(やっぱり私は…
リヴァイさんのこと………)