第4章 日常
食堂でエルヴィンの紅茶を拝借し
再びリヴァイの部屋へと戻ると
リヴァイは机に頬杖をつき目を閉じていた
(あれ…寝ちゃったかな?)
机にそっと紅茶を置くと
パチッと目が開いた
「あ、起きーー…」
リヴァイの鋭い目がを見つめる
(むぅ…リヴァイさんのこの目は…
時々、そらせなくなる)
切れ長の鋭い目
長いまつ毛
整った顔立ち
細身ながらもしっかりと筋肉のついた身体
ふと、リヴァイの手が顔に触れる
「え……」
「顔真っ赤だぞ
熱でもあるのか?」
「そんなこと!…大丈夫です」
「そうか」
リヴァイがフッと笑いながら
紅茶を手にソファへと向かった
(…リヴァイさんってもしかして
全部わかってやってる?)
は自分の顔がさらに赤くなるのがわかった
「…リヴァイさんっ…いじわるですね」
リヴァイはとぼけたように言う
「なんのことだ?」