第3章 調査兵団
そして、ついにその日がきてしまった
団長の問いかけも虚しく
エレン引き渡しは変わらなかった
エルヴィンとリヴァイ、エレンは王都に向かうことになった
そして…同時にある作戦もスタートする
それは、壁の中に存在する"敵"の捕獲
私たちの敵は、壁の外だけじゃない…
中にも潜んでいる
長年の調査は決して無駄ではなかったのだ
私たち調査兵団だけがつかんだ情報を元に
"その人物"を発見
そして今回の作戦で捕獲する
成功すれば王都のやつらは何も言えないだろう
ただ…"その人物"を聞かされた私たちは
動揺した
とくにエレンは信じられないといった様子だった
私たち104期には少し精神的ダメージがでかかったかもしれない…
みんな、どうしてあいつが?と思った
3年間一緒に訓練してきて
よく見知った顔のあいつがなぜ…?
どうか間違いであってほしい
そんな思いを胸に私たちは作戦を進める