第3章 調査兵団
たち調査兵団は何班かに分かれて王都へむかう
エルヴィン団長と負傷中のリヴァイ兵長
そしてエレン……の身代わりとして
顔も背丈もなんとなく似ていると
満場一致で即決されたジャンがエレンの変装をして王都へ向かうことになった
従順に振舞う姿を見せるために
そしてエレン、ミカサ、アルミンの三人は
"捕獲対象"に接近し
その人物の捕獲を図る
はハンジ分隊長と
その他の兵士と共に
万が一の場合に備え街に身を潜める
「ハンジ分隊長…エレン達は
大丈夫でしょうか…?」
「うーん…
あの子達の一次捕獲で成功してくれるのが一番いいんだけどね
まぁ心配いらないよ
私たちもいつでも加勢できる準備はしてあるし
いざって時は団長もリヴァイも飛んで来てくれるさ!
…あ、リヴァイは負傷中か!
アッハッハッ」
「は、はい…」
(ハンジ分隊長明るすぎです…)
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「エレンはまだショックを受けてるし
ミカサはリヴァイさんに怪我させたことに責任を感じてる…
アルミン、二人をよろしくね…‼
無茶しそうになったら止めて」
「もちろんだよ!
2人の暴走を止めるのは昔から僕かだったよね
…この前の作戦の時
僕は巨人化したそいつに会ったんだ
殺されてもおかしくない状況だったのに
そいつは僕を見逃した
なぜ殺さなかったのか理由はわからないけど…
僕たちのことを同期の仲間だって思ってくれているのなら
必ず成功するよ…
…胸は痛むけど…」
「うん…私もまだ信じられないよ
でもやるしかないんだ
…きっとエレンは躊躇すると思う
それで作戦に支障がでたらっ…」
「大丈夫さ
僕たちは、心臓を捧げたんだ!
…エレンの力は必要不可欠だけど
もしエレンがダメだった場合は…
僕とミカサだけでもやる」
「アルミン…」
「一次捕獲で失敗しても
まだ二次三次と作戦は用意してある
その時は、よろしくね!」
「…うん‼」
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