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[進撃の巨人]この残酷な世界で

第3章 調査兵団


「入れ」

エルヴィン団長の声だ



「失礼します!」



リヴァイはこちらをチラッと見ると
目線をずらした




「か

どうしたんだ?」



「あの!…リヴァイ兵長は怪我をしています

会議も大事ですが…
まず手当てをした方がいいと思います」



「リヴァイ、怪我していたのか?どこを?」



リヴァイはチッと舌打ちをした

「たいしたことない」




「いいや、怪我をしているなら手当てが先だ

…、悪いが連れて行ってもらえるか?」



「はい!」



「…医務室くらい1人で行ける」




たちは部屋を出た




「リヴァイ兵長…
こんなに足引きずって何がたいしたことないですか!

帰ってきたときより悪くなってますよ…」



「…お前、手当てできるのか?」


「え、まぁ…できますけど…」


「じゃあ道具持って俺の部屋までこい
…医務室は…混んでるだろ」


そう言うと足を引きずりながら自室へ戻って行った





(…さみしそうな顔……

そう、だよね……

リヴァイ班のみんなは……もう……)





先ほどエレンから聞いた話だと

リヴァイ班のエルドさん、グンタさん
オルオさん、ペトラさんは……


"女型の巨人"とやらに殺されたらしい…



全て終わった今だからこそわかったこと
それは…今回の調査の目的が

その"女型の巨人"の捕獲であったこと

その作成を知らされていたのは
5年前からこの調査兵団で生き続けているメンバーだけであったこと…


それを意味することは…


この兵団内には何かが紛れ込んでいる


人間の姿をした巨人が



この中にいるということだった













(…今は

考えるのよそう)




は急いでリヴァイの部屋へとむかった
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