第3章 調査兵団
本部に戻ってきたたち
エルヴィン団長たちは会議のためかすぐに部屋に閉じこもり
怪我をした者は医務室へと急ぐ
「エレン、大丈夫?」
「ああ…俺は大丈夫だ…
それより、ミカサが…」
「ミカサ?」
ちょうど部屋に入ってきたミカサを見ると
いつもと表情は変わらないが
疲れ切ったような…そんな顔をしていた
「ミカサ、大丈夫?」
(いくらミカサでも…初めての壁外だもんね
そりゃきついよ…)
「…私は、またまわりが見えなくなっていた
…そのせいで、リヴァイ…兵長に怪我をさせてしまった」
「…え?」
「リヴァイ…兵長は
私をかばって怪我をした
ごめんなさい、」
「え…そうだったんだ…
大丈夫だよ!リヴァイ兵長は強い人だから!
仲間思いだよね!見かけによらず…!」
(…あれ?どうして私に謝るんだろ…
ていうかミカサ…
リヴァイ兵長のこといつも
あのチビとか言ってるから
リヴァイ兵長って呼ぶのぎこちない…)
「とにかく、ミカサが無事でよかった
兵長には今度お礼を言ったらいいよ
今日は疲れてるだろうから…ゆっくり休んで?」
「うん…ありがとう
…エレンも、ちゃんと休んで」
「ああ…ミカサ
俺は絶対に死なない
だから、その…取り乱さなくていい
お前は与えられた任務をしっかりこなせ」
「…エレンを守るのも任務の一つ」
「頼んでねーだろそんなこと!まったく…」
は二人を見守りつつ
そっと部屋を出た
(よかった…みんな無事で……
でも…死んだ人だってたくさんいる
忘れちゃいけない)
(そういえばリヴァイさん怪我してるのに医務室にいなかったな…
どこ行ったんだろう)
まさか…?と思い会議室に向かい
覗きこむと
「やっぱり…」
リヴァイは団長らと話し込んでいた
(…手当てが先…だよね!)
勇気を出しドアをノックした