第3章 調査兵団
それから数ヶ月がたち
の腕も完治し
訓練の毎日を送っていた
調査兵団の仕事である壁外調査
毎回半数の死人を出すが
その壁外調査の日が近づいていた
たち104期にとっては初めての壁外…
は復帰して間もないので今回の調査からは外されたが
エレン、ミカサ、アルミン…
その他の同期たちは参加するそうだ
はその日が近づくにつれ
胸が苦しくなった
自分が行けないもどかしさと
みんな無事で帰ってきてほしいという思い
エルヴィン団長に直々に話にも行った
「私を連れてってください!
必ず役に立つと思います!」
だが団長は許さなかった
「…
君の訓練兵時代の成績は知ってるよ
直接見させてもらったこともある
君がいれば力になるだろう
だが…復帰してからまだ数日だ
今は次の調査に向け訓練を重ね
作戦内容を十分に理解してから望んでほしい」
近くにいたリヴァイからも
「エルヴィンの言うとおりだ
また死に急ぐ気か?」
二人にそう言われはなす術なく
団長の部屋をあとにした
落ち込んでいるをエレンたちは慰めてくれた
「大丈夫だって!
俺がの分も巨人を駆逐してくるからさ!」
「エレン…危なくなったら私のところにきて
私が必ずエレンを守る」
「んだよ!ミカサ!
お前に守られなくたって俺は大丈夫だっつうの!」
「まあまあ二人とも…」
と、アルミンがなだめる
いつもの見慣れた光景に思わず笑ってしまう
「みんな、どうか無事に帰ってきてね
待ってるから」