第3章 調査兵団
「5年以上も待った…」
は聞き取れず
「え?」 と聞き返す
「いや、なんでもない」
………………………
だいぶも落ち着いてきた頃
「それよりお前…なんでこの部屋にきた?
俺を襲いにきたか?」
さっきの優しい顔とはうってかわって
また意地悪そうにフッと笑う
「ちがっ…‼
…えーと?なんでだっけ…」
「そうか…襲われにきたんだな」
「違いますったら‼
えーと…
あ、そうだ‼大事な書類‼」
やっと思い出しキョロキョロし始め
ソファーの下に潜り込んでいた書類を見つけ手渡した
「あ?…これ、お前が持ってきたのか?」
「はい!大事な書類だから手渡しするようにって言われて
…それでお部屋まできたんです」
リヴァイはその書類をビリビリと破くと
ゴミ箱に捨てた
「あっ!大事な書類…」
「これのどこが大事な書類だよ…ったく
お前に頼んだ奴に言っとけ
最初からやり直しだってな」
「あ…はい…」
「でき次第またお前が持ってこい
リハビリだ」
はパッと顔をあげると
嬉しそうに
「はい!」と返事をした