第3章 調査兵団
「…え?」
「俺があの日…
こいつを見つけた時
たかが3m級の巨人に抵抗する事もなく捕まり
食われる寸前だった」
エレンとアルミン呆然として聞いている
「こいつは調査兵団配属希望と聞いたが
いくらうちが人手不足とはいえ
こんなたかが3m級にやられるような
足手まといを入れるわけにはいかない
…巨人のエサが増えるだけだ」
それだけ言い残しリヴァイは部屋を出て行こうとした
「そうだ、エレン
目が覚めたら大人しく憲兵団にでも入れと伝えておけ
今はこいつの希望が調査兵団だからここで身を預かることになってるが…
今回は特例だ
今からでも憲兵に行ける
…まぐれかなにか知らんが
せっかく10番以内に入れたんだろ
内地で安全に暮らせ…と」
「は⁉マグレなんかじゃ…‼」
リヴァイに食ってかかろうとする
エレンをアルミンが抑える
「あとは頼んだぞ」
そう言い残すとリヴァイは部屋を出て行った