• テキストサイズ

[進撃の巨人]この残酷な世界で

第9章 夢


そんなを

思わずリヴァイは抱きしめる





「…話は最後まで聞けバカヤロー


…調査兵団は、お前の力が必要だ


……俺にも、必要なんだよ

だから治して…

意地でも治して
またここに帰ってこい


…俺は、待ってる」


(チッ…くそ

俺は何を言っている…こんなこと言うつもりはなかったのに


その足じゃどうやっても再び戦うことは無理なのに…

馬鹿か俺は…)








リヴァイの腕の中で泣いていたが少しだけ

落ち着きを取り戻しリヴァイを見上げる





「…あ……れ………

なんだろうこの感じ

何か思い出せそうな…

リヴァイ団長のそばにいると
時々なるんです!

団長に抱きしめられたことなんてないはずなのに

なぜか懐かしくて…」







リヴァイはハッとし
少し考えてから

の体をぎゅっと
強く抱きしめると

上着のポケットから何かを取り出した





「…それ、は……??」





リヴァイはそれをの首へとかける





「これは、覚えているか?

俺が預かってたものだ

…お前に返す」




はそっと手に取り
中を開けた




「……あ…覚えてる………

お母さんのペンダント…

















あれ










リヴァイ団長………?


















リヴァイ…さん……















そうだ



これは
















リヴァイさんが…!」







リヴァイはをさらに強く抱いた


(…もういい


もう…


思い出せー……)
/ 228ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp