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[進撃の巨人]この残酷な世界で

第7章 裏切り者


少しの沈黙の後
ベルトルトはゆっくりと話し出した





「いつだったかに話したことがあったよね

大事な人が危険な目にあってたらどうするって…」



の記憶は数ヶ月前に遡る



(あれは確か…
ベルトルトと調理当番だった日だ…)



「うん、私は助けるって即答したよね」




「うん…

僕はすごいって思った
即答できるが…

実際にはリヴァイ兵長が捕まった時

すぐに飛び出してたよね」




「…うん、体が勝手にね…」

(何故今この話を…?)




「僕は…大切な人を救いたいと思っていても
すぐには動けなかった

たくさん考えて…悩んで…

何が正解なのか…

何が僕たちにとって一番いいのか…

色々考えてたんだ」




「…ベルトルト?一体なんの話を…?」




「……、僕は…


君たちにとっての…敵だ」



「え?」




「ライナーと僕…そしてアニは
同じ故郷で生まれ育った

…詳しくは言えない…けど…

僕が、超大型巨人だ」



いきなりのベルトルトの発言にきょとんとする


「え?ベルトルトが…超大型巨人?

…こんな時に何冗談言って……



「冗談なんかじゃないよ

ライナーが鎧の巨人だったのは見ただろ?

僕も…そうだ


僕たちは壁を破壊する戦士…」



「ベルトルト…ちょ、待って!

いきなりすぎて頭が追いつかないよ…

アニが女型の巨人で、ライナーも巨人…
そしてベルトルトも…」



うーんと頭をかかえこんだ
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