第7章 裏切り者
「また104期か
まぁ、あながち間違っちゃいねぇかもな
アニのこともあるしな」
「それで!二人はまだ見当たらないの⁉」
「ああ…どこにもいない…」
「おい」
リヴァイが声をかけた
「後ろの…
ミカサ、なぜお前がここにいる?
お前は最前線にいるべきだろう」
(そういえばそうだ…
ミカサが残ってるなんて…)
「…鎧の巨人と交戦した際に
体を強く打ってしまい
今まで眠っていたらしい…
…エレンが…攫われたというのに………」
「ミカサ…」
「目が覚めなければ置いて行くつもりだった
…ったく、本当エレンのことになると……」
ジャンが少し寂しそうな目でミカサを見た
「リヴァイ兵長!早く!
今すぐ出発しましょう!!」
ミカサが急かした
「…無理するなよ
…また、しくじる気か?」
「……いえ!今度こそ…大丈夫です!!」
「…よし、準備にかかれ
すぐに出るぞ」
「はいっ‼」