第7章 裏切り者
夕日が沈む少し前
リヴァイとは旧調査兵団本部にたどり着いた
するとすぐに誰かに呼ばれた
「リヴァイ兵長ー!!!ー!!」
声の主はジャン
その後ろにミカサの姿があった
「あ…‼二人ともー‼」
「おいガキども、これは一体どういう状況だ?」
「はい‼
調査兵団本部にて鎧の巨人が出現しました!
鎧の巨人はエレンをさらい逃走」
「え…エレンが…⁉」
「壁外の巨大樹の森に逃げた可能性があるため団長たちは一足先に巨大樹の森へ向かいました!
俺たちは、リヴァイ兵長らが到着したら一緒に向かうよう言われてます!」
「…中身の正体はわかってるのか?」
「いえ…それはまだ…
団長は何か知ってるのかもしれませんが俺たちは何も聞いていません」
「そうか」
「それで、地下室にいたアニのことなんですが…
今日ハンジ分隊長が確認に行ったところ
アニの姿がなかったそうです」
「…なんだと?」
「え…アニが…?」
「エルヴィン団長は104期の
ベルトルト・フーバー
ライナー・ブラウンが関わってるんじゃないかと睨んでるみたいで…」
「え⁉なぜベルトルトとライナーが⁉」
「俺は当然信じちゃいねぇよ
ただ…二人はその場にいなかったってだけだから
ベルトルトに至っては姿が見当たらないし…
ライナーは様子がおかしいしよ…」
(…どういうこと…?
なんであの二人が…)