第6章 地下街
暖かい日差しを受けは思いっきり背伸びをした
「んーっ……せっかくいいお天気なのに
暗いなぁ…」
さすがは地下街
太陽の光などほとんど入らない薄暗い場所
そこで唯一見つけた日差しの入る場所で
はボーッと座っていた
(ここに来てもう何日目になるかな?
みんなどうしてるかな…
エルヴィン団長は大丈夫かな…?
調査兵団は…どうなるのかな…)
「………………………おい」
「……………リヴァイさん⁉⁉
え⁉なんでここに…もう大丈夫なんですか⁉」
「なんだその顔は…
ああ、ずいぶん寝ちまったからな…
体が鈍る」
「鈍るじゃないですよ…
その前に完治が先です!」
「うるせーな…もう大丈夫だ」
「もうー…」
リヴァイがをじっと見つめる
「…え…何か…?」
「なんだその服」
「へ?服…ですか?
これは着替えにってクリスタが持ってきてくれたものです
たぶんクリスタの物だと思うんですが…」
宿舎内では常に兵団服を着ていて
私服を着ることが少ない
そのためは数着しか持っておらず
それではもたないだろうと
クリスタが自分の服まで持ってきてくれていた
クリスタの私服は可愛らしく
今着ているのは
フリルのついた真っ白なワンピース
は質問の意図がわからず
きょとんとリヴァイを見た