第6章 地下街
「ほう…悪くない…」
「え⁉……」
(もしかして…似合ってるって言ってくれてるのかな…⁉)
「あ、ありがとうございます…!」
「髪も…いつもみたいに結んでないから
一瞬お前だとわからなかった」
「あぁ…そうですね
訓練の時邪魔になるのでいつも結んでますもんね私…」
日の光を浴びて透けるように輝くの髪
風になびくワンピースからスラッと伸びる手足
(そうだ確か…初めてを見た時も
こんな格好だったな
遠くから眺めることしかできなかったあの時
……………)
「…リヴァイさん?」
するとのおでこにちゅっとキスをした
「え⁉…えぇ⁈ど、どーしたんですか急にリヴァイさんっ…」
「…さあな」
(なんか急に愛おしくなったなんて言えるわけねーだろ)
「…屈むと痛てぇ………」
「ちょ、もう何してるんですかー‼バカー‼
さ、一緒に戻りましょう⁉」
「…お前仮にも上司にバカとは…言うようになったな」
「え、あ…ごめんなさい‼(ひぃー…)
……でも‼バカなものはバカなんです‼
それにいつも二人の時にリヴァイ兵長って呼ぶと怒るくせに
こんな時だけ上司を持ってくるんですか⁉」
「……チッ…」