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[進撃の巨人]この残酷な世界で

第6章 地下街


「ハンジ分隊長ー!」



ウォールシーナ内の街に向かったクリスタは

ハンジと合流した



「あ!!クリスタ!
よかった探していたよ!

…君達だね?

リヴァイを連れ出してくれたのは?」




「は、はい…申し訳ございません!
勝手なマネを…っ」



ハンジはクリスタの頭にポンと手を乗せると
優しい口調で言った

「…本当に無茶をして…

でも無事でよかった

とリヴァイはどこにいるんだい?」




クリスタは今までの経緯を話した




「地下街…確かリヴァイが昔いた場所だよね…

ふむ…

リヴァイはすぐに動けそうにない、か…


よし、じゃあクリスタはそのまま二人についてあげてて
何かあった時の伝令役を頼むよ

私たちは別の病院にいる団長が目を覚まし次第本部に戻る」



「了解です!どうか…気をつけてください

憲兵団にもし見つかったら…」



「ああ、それはもう大丈夫だよ

政府の指揮官には私とミケで話をつけてきた

だから、心配いらないよ」


ニコッとするハンジの顔を見て
よかった…と安堵の表情を浮かべるクリスタに対し

ハンジの表情は少し険しくなった



(…この子たちがあの憲兵団を…?

殺す必要があったのだろうか…)



「…ねえ、クリスタ」





「はい?」





「…………

あ、いや…なんでもないよ!

じゃあ頼んだよ」




「?…はい!了解です」





再び来た道を戻って行くクリスタの後姿を見送りながら

ハンジは頭をかいた







(ま、いいか)













時刻は夜中の12時をまわり


シーナ内にある大きな時計が


ボーン…と静寂を切り裂くように鳴り響いた
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