第5章 人
一方その頃…
「待って‼ー‼」
本部を一人飛び出したを追いかけていたクリスタの馬は
ようやく追いついた
「え………クリスタ………?」
クリスタの姿を確認すると
少しペースを落とす
「やっと追いついた‼」
「クリスタ…どうして来たの…⁉」
「…
兵長を助けに行くんでしょ?
私も一緒に行く
…そんな
1人で行かせられないよ…」
涙で目を腫らし悲痛な面持ちで走り続ける
「急がなきゃ……リヴァイさんが……」
「大丈夫!
あの人類最強のリヴァイ兵長が人間なんかにやられないよ!?
……ね?
信じよう」
クリスタの言葉に
さらに涙が溢れそうになるのをこらえ
「うん……」と返事をすると
二人はペースを上げ走り出した