第4章 日常
「…⁉」
気が付けばそこはいつもの見慣れた部屋
リヴァイの自室
「チッ…なんつー夢見てやがる…」
尋常じゃないほどの汗をかいた体が気持ち悪い
外はもうじき日が暮れようとしていた
「…ほんの少し昼寝するつもりが
寝すぎたか」
昨夜は遅くまで書類整理をしていて
寝不足だったリヴァイは
朝食を食べた後も少し書類の整理をし
仮眠するつもりでソファに横になっていた
「…あんな夢見るなら寝るんじゃなかったな
後味悪りぃ…」
夢の中で触れたの体の冷たさが
まだ手に残っている気がした
「風呂入るか…」
そう思い部屋を出たところ
ちょうどエレンが通りかかった
「リヴァイ兵長!お疲れ様です
…すごい汗ですね…訓練してたんですか?」
「ああ……まぁ、な」
「さすが兵長…俺ももっと頑張らないと…‼」
「なぁ、エレン」
(おい…聞くのか…?)
「はい?」
「の…姿は見たか?」
「?
それならさっき食堂に向かっていくの見ましたよ?
今日は調理当番なんで」
「…そうか」
(なに聞いてんだ俺は…バカか)
「?何か伝えますか?」
「いや…いい
悪いな引き止めて」
「いえ、じゃあ俺は風呂行ってきます!」
「……あ?」
「はい?」
(チッ…エレンと風呂なんて勘弁だ
後で入るか…)