第4章 日常
「あれ、ミカサ…
そのパァン!食べないならください!」
「ダメ、これは後でにあげるもの」
「えぇぇぇぇえええ……」
相変わらずサシャは食に飢えていた
テーブルの隅で食べるリヴァイとハンジは
なんだか盛り上がっていた
「ねぇねぇリヴァイ聞いてよ!
アニのことなんだけどね…
もう…すっごいの…!!!」
「…なにがだ」
「なにがって⁉
そりゃあもう…!!
全てがだよ…っ!!!」
「…その話は後で聞くー…」
「ちょ、待ってリヴァイ!
女型の巨人が残した硬い皮膚の破片!
普通なら蒸発してなくなるのに
ほら、見てよこれ!!
何故か消えないんだ…!」
「……………
チッ…てめぇ、食事中に変なの見せんじゃねぇよ…」
「あとね!重大なことがわかってさ!
…………………
………」
それぞれが色んな話に花が咲き
朝食の時間を過ごす中
1人暗い顔のベルトルト
「?…おい、どこいくんだ?
「ん?…なんだか食欲なくてさ…
先に部屋に戻るよ」
「そうなのか?あんま無理すんなよー?」
「え⁉残すならそのパァンください‼」
「うん、いいよ」
「おい!サシャうるせーぞ!」
「いいじゃないですか!
残すなんてもったいないですよ!
そうですよね?
ベルトルト!」
「あはは…そうだね」
残したものを全てサシャに渡すと
静かに食堂を出て行った