第9章 院長の娘
及川side
「ごめんなさいっ、お待たせしました!」
ガタッ!!!
及川「せんせいぃいいいっ!!」
「あはは、ごめんなさい?」
及川「まぁいいけどっ。……あ。」
〝院長の娘の携帯なんだから。言葉には気をつけなさいと言っているんだよ。〟
……院長の娘。
「??なんですか?」
及川「あ、いや。クロくん、先生の代わりに手術に行ってマス。」
「ん、ああっ。うっすら、聞きました。」
及川「先生って、俺らに何か、隠してたりする?」
「ん?隠し事…??んー?なんかあるかな……?」
及川「例えばー、実は病院に勤めて4年目じゃないとかっ!」
「あー、、」
及川「例えば……実は院長の娘とか?」
「!」
及川「あたり?」ニコッ
「どーして知ってるんですか?」
及川「電話で言われたんだ、院長の娘の携帯だって。」
「んんっ、、(笑)なるほどですね。」
及川「俺たちに隠して、何しようとしてるの?」ニコッ
「??いえ、院長の娘だったら、働きにくいかと思いまして…?」
及川「ふぅん。まあ、別にいいけどさっ!」
「だから、もう少し内緒に……」
及川「うん、いいよ!そのかわり、付き合って欲しいところあるんだよねっ☆」
「??」
……