第1章 東京国立病院
「どうかした??」
赤葦「...。いえ。知っている人ばかりだったので。」
「へぇ。世間はせまいね。」
秘書「それでは、集まっておりますので。第1会議室へお願いします。」
「わかりました。あぁ、私が院長の娘だってことは...。」
しょっぱなから私が、院長の娘だとわかれば、みんな、働きづらいだろうし。
気を使うしね。
秘書「わかってますよ。院長にも伝えておきます。」ニコッ
赤葦「??俺はどうしたら。」
「一緒に来なきゃ。3ヵ月後、同僚になるかも知れない人たちなんだから。」
そうだ。
本館への異動令が出ても、試験がある。
受けるか、受けないかは本人の意思に任されているが、本館と小さな病院とではまるでちがう。
んん。そうだね。
わかりやすく言えば、
給料が、新入社員と役員レベルだ。
(ちょっと言いすぎかな?)
待遇はもちろん、その分、責任も重くなる。
それだけ一流の病院なのだ。
・黒尾鉄朗
・及川徹
・二口賢治
・牛島若利
・国見英
本当にオトコの人ばっかり。