第7章 踏み出した先に…
すばるside
すずがバスルームに入って10分
ウキウキ気分で扉を見つめてるものの
まだ扉は開く気配はない。
更に10分がたって…
また10分がたって…
いつの間にか俺は
ソファーで眠っていて……
首が痛くて目が覚めた時には
もう2時間が過ぎてたのに
部屋のどこにもすずがおらん?
"もしかして嫌すぎて脱走(汗)?"
そんな悲しい想像を打ち消すように
玄関に行ってみても
そこにはちゃんとすずの靴がならんでて…
と…いうことはまさかまだ…?
なんて半信半疑で開いたバスルームの中には
バスタオルを体に巻き付け
床に座り体を小さく丸めて震えてる
すずがおった…