第7章 踏み出した先に…
「お…まえ…今…何て言うた………!?」
そう言って
呆然とするすずの顔を覗き込むと…
「いや…あの…今のは違います…
何か口が勝手に………(汗)」
なんて焦りまくで
俺から顔を隠す……(笑)
「あかんて…今自分が言うた言葉から
逃げようとしてるやろ…?
ついでも…口が滑っただけでも…
何も考えずに出た言葉が
お前の一番素直な感情のはずやろ…?
やから自分に正直になっとけ(笑)」
そんな俺にとって
都合の良い言葉を並べて……
顔を隠す手をどけて
もう一度すずの唇に触れる…。
甘くて…ふわふわして…
ひどく中毒性のある甘い味……
そんな甘い唇から離れ
首筋に顔を埋めたところで…
「ちょっ……ちょっと待った!!」
なんて叫ぶすずの声が
部屋の中に響き渡った………(笑)