第4章 一分で解る気持ち
そして私は今…
丸山さんに言われた通り
逃げずにまっすぐ
すばるくんの顔を見つめている…(汗)
正直言って
恥ずかしくて
今すぐ顔をそらしてしまいたい(涙)
けど…
何でだろう……?
私に見つめられているすばるくんも
照れたように口元を隠してて…
顔が真っ赤になっている気が…?
「あの…もしかして…照れてますか?」
そう思いきって聞いてみると
すばるくんは驚いた顔をしたあと
私から顔を隠すように
私の顔を自分の胸に押し付けてきて…
「だからお前はあほやって言うねん…」
そう不機嫌に小さく呟く…
でも言葉とは裏腹に
私の髪に触れる手はあまりに優しくて…
私はやっとその時
丸山さんの言った言葉の意味が
理解できた気がしたんだ
だからありったけの勇気を振り絞って
聞いてみるんだ…
「私のこと好きですか……………?」