第7章 踏み出した先に…
すずside
ベッドの上で体に触れられるたびに
びくびくしてしまう私に…
すばるくんは何度も何度も
"大丈夫や…"の言葉を
優しく繰り返す…
そんなすばるくんの声を聞いてると
カチカチに固まっている体の力が抜けてきて
本当に大丈夫だと思えてくるから
自分でもびっくりしてしまう(笑)
"すず"
そうすばるくんに名前を呼ばれる度に
なんだかくすぐったくて
体の奥がそわそわする……
それに答えるように
"すばるくん…"
そう名前を呼ぶと
私を見つめる目が優しく笑いかけてくれて…
やばい私…
すばるくんに溺れてしまいそうだ……(汗)