第13章 思いがけないライバル*茶倉
近付いてきてくれた火神くんの周りをくるくると回って、目に焼き付ける。
「うわっ!…なんだよ?//」
なんか体温あがってるみたい…?
まあいっかな?
「ありがとう!…じゃあもう行くね。バイバイ!テツくん、火神くん。インターハイで!」
「ええ、また会いましょう。」
「おう//」
私は急いで涼くんの元へ向かった。
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「いったい誰なんだ…!?」
優が去った後、他のみんなが興味津々で聞いてきた。
「茶倉さんは元帝光バスケ部のマネージャーで、今は秀徳にいます。」
「へぇ。マネージャーか…。…黒子。お前、あいつのこと好きだろ?」
「…火神くんには関係ありません。」
そっぽを向いた黒子の顔は赤く染まっていた。