第12章 なんかイラつく*高尾
「えっとね…昨日、涼くんから…」
そう言って携帯を操作し、メールの受信ボックスをオレ達に見せた。
『from:涼くん
お久しぶりッス、茶倉っち!突然なんすけど今度黒子っちのところと練習試合やるんすよ!良かったら見にこない?』
「やはり…黄瀬が…あいつ茶倉に何をしているのだ…!」
真ちゃんがぶつぶつと呟いている。
「まあまあ、落ち着けって真ちゃん☆それで真ちゃんは行くの?」
「なんであいつらの試合なんか…」
「ふーん。真ちゃん行かないんだー!じゃ優ちゃん☆オレと2人で行こーぜ!」
わざと2人を強調する。
「!なにを言ってるのだよ。行かないなどとは言っていない。……俺も行くのだよ!」
焦ってる真ちゃんを見て吹き出しそうになる。
やっべー!こんな真ちゃんレアだ♪