第11章 可愛い後輩*橘
「あの!」
今まで黙っていた優が口を開く。
「紅子先輩!色々教えてください!仕事のこと…部活のこと…それと紅子先輩のことも!もっともっと、知りたいから…!」
(!)
その言葉にちょっとだけ驚いた。
「もちろん♪教えるわよ!…あっ。そうだ。誰かに襲われたら私に言って!優のこと守るから。」
「襲われるって//そんなことないですよ~」
「優は可愛いのだから!自覚を持って!!」
こんな可愛い後輩が来てくれて幸せ。
私なんかよりずっと良いマネージャーになってくれるだろう。
だから少しの間だけど私の持ってること全部教えてあげるから。
あなたに秀徳高校バスケ部を任せる時まで……