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黒バス triangleー青春はあっというまっ!
第50章 心は影に押されて…*茶倉
『明日、午後九時にここに来てください。』
その言葉が蘇る。
(何の話だろう?)
わからなかった。
話があると言われ、呼び出されたのも。
なぜ昨日話さなかったのかも。
なんの話かも。
八時五十分。
サクリ…サクリ……
砂浜には私の足音だけが響く。
昨日あんなにうるさかったせいか、それとも辺りが暗いせいか、何だか寂しく感じる。
ふと空を仰ぐ。
真っ暗な空は月と星に彩られ、私の心を潤してくれた。
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