第7章 再会*高尾
「…なに言っているのだよ!」
一瞬の間。それにいつもより赤みの差した顔。
(ぜってー好きだろ!わかりやすすぎるぜ!!)
そう思っていると…
「あなたはこの前の!同級生だったんだ…!」
ん?この声?
ふと真ちゃんの影になっていた女の子を見ると、あのときの子だって一瞬でわかった。
「高尾を知っているのか?」
「うん!この前助けてもらったの!あの時はありがとうございました!」
やっぱり、かわいい…。
優ちゃんと目があってドキッとする自分がいる。
…真ちゃんが惚れるのもわかる気がする。
「で、2人はどういった関係?」
ちょっと聞きたくなかったが、思い切ってみた。