第42章 とりあえずやらないとね…*茶倉
「えっ!合ってんじゃん。」
少し驚く和くんと、なにかを納得したような真くん。
…なんか真くんの意図がわかる気がする。
「この問題、一時間前にやったものと似てるから…」
「わかっているみたいだな。…つまり茶倉は一度やった問題と類似していれば、出来るということなのだよ。」
メガネの奥で目が光った気がする…
「とにかく演習問題をやるのだよ!そうすれば出来るはずだ。」
と言って指定されたのはざっと10ページ。
(…これは、無理…!)
でも教えてもらってるし、そんなこと言えない。
(取りあえず、やらなきゃね…)
…差し入れが、心の救いでした。