第40章 キセキの腕!?*火神
「よぉし!焼きますよー!あ、他の皆さんも食べてくださいね~!」
いきなりのことについていけない。
とりあえず、理解してるのは『天使』と先輩達が呼んでいた女がお好み焼きを焼こうとしていることぐらい。
鉄板の周りに人が集まる。
「黒子、何でこいつがオレ達の分まで焼くんだよ?自分でやればいいじゃねぇか。」
「火神くん、今日のレモンの蜂蜜漬け食べましたよね?」
いきなりなんだよ。
「…おう、あれだろ。」
今まで食べた奴とは全く別物なくれぇ旨かった。
(監督のは逆の意味で別物だけど…)
あまりの旨さに先輩達は感動の涙を流したほどだ。
「あれ、茶倉さんが作ったんです。」
「あれをか!?」
すげぇ!手作りとは思えねー!
(蜂蜜レモンが売ってるとも思わねぇけど。)
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「あー、優ちゃんがあの時渡してたのってそれだったのか…」
「ちょっと待て。お前の蜂蜜漬けを今日食べてないのだよっ!」
「それは…紅子先輩が食べちゃった。」
「マジかよ…」