第39章 お好み焼き騒動*高尾
「その声!優っち~!」
その声に黄瀬はすかさず反応した。
「え、涼くん?…あっ。誠凛の皆さんも…」
やっと状況がわかったようで気まずそうに、こちらに向かって
「店、変えようか…」
と言った。
あまりにも寂しそうでなんか罪悪感…
「いや、ここにしようぜ。真ちゃんもいいだろ!」
有無を言わせず二人を引っ張って入り、ドアを閉めた。
「いいの?」
「優ちゃん、ここが良かったんだろ?」
「茶倉が望むのならいいのだよ。」
その返事にパァァと明るくなって、
「ありがとう!」
今日1の笑顔を見せた。
…可愛いすぎて、ずりぃよ。