第35章 キスの魔法*高尾
「遅かったな。…何かあったのか?」
連絡してから結構時間が経って、控え室に戻ってきた。
「誠凛の人と話してました…」
シュンとする優ちゃん。
「それは知っている。…その後だ。」
まあ、オレが伝えたからな。てか真ちゃん不機嫌?
「んー?パワーあげてたって言えばいいのかな?」
「!?優ちゃん、それ以上はストップ!」
まさか、言う気か…!?
「大丈夫。これ以上はね☆」
優ちゃんはくすくすと笑う。
ああ、びっくりしたぜ…!
「なにがあったのだよ、高尾。」
「別に☆つか真ちゃん、こえーよ!」
…ぜってぇ、言えねぇなこれ。