第33章 決戦の日*緑間
茶倉を探したがどこにもいない。
結局見つけることは出来ず部屋に戻った。
(ん?)
部屋にはいるとすすり泣く声が聞こえる。
泣いているのは桃井に抱きついている…茶倉だった。
「優っち!探したんスよ~!桃っちじゃなくて俺が抱きしめてあげるッス!」
さっと間を詰め抱きつく黄瀬。
「黄瀬ちーん。ひねりつぶすよ。」
「ああ!イタいッスよ~!」
「紫原くん、そのままやっちゃってください。」
「黒子っちー!?いた、イタタタタッッ!」
「止めろ、敦。一応試合前だからな。試合が終わってからやれ。」
「ちょ、赤司っち!?なに言ってんスか!」
…騒がしいのだよ。
「茶倉、どこにいたのだ?あちこち探したが見つからなかったのだよ。」
「ご、ごめんなさい…」
茶倉はすっかり落ち込んでいる。