第33章 決戦の日*緑間
「青峰くんひどいっ!ガングロクロスケのくせに!」
「あぁ?やんのか!?」
「そんなこと言う人にはあげないんだからっ!ほら、みんな食べて!」
青峰が桃井の後ろでガッツポーズしている。
それとは裏腹に俺達の顔は青ざめる。
「…よし、みんなで優を探すぞ。」
「「「おおー!」」」
赤司の声に返事し、俺達は逃げ出すように控え室から出た。
「あっ!ちょっと待ってよ!」
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「ああ?あいつらどこ行くつもりだ!?試合前だぞ!」
部屋を出ていった後輩を見て虹村は怒声をあげた。
「優ちゃんを探しに…虹村先輩、食べますか?」
「…いらねえ。」(つか、なんだよこれ!?)
虹村は悟った。
(あいつら、逃げたな。)